平成28年山口市議会 経済建設委員会視察

経済建設委員会として、岡山県岡山市へ「市営住宅における指定管理者制度の導入について」、静岡県静岡市へ「文化振興財団における事業評価制度の運用及び経営改革推進行動計画の取り組みについて」、神奈川県鎌倉市へ「歴史まちづくりの取り組みについて」、先進他市の事例を伺うべく視察をしてまいりました。以下時系列に写真を並べ視察報告に代えさせていただきます。
15日 岡山県岡山市「市営住宅における指定管理者制度の導入について」
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まずはじめに岡山市の家賃収納率が予想外に低いことに驚きましたが、制度運用に関しては民間行政の役割区分もしっかり出来ており、また見守り活動など民間ならではの発想も取り入れられているようです。
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サービス面、コスト面を考慮すると、山口市でも導入を検討する価値が十分あると考えられます。
16日 静岡県静岡市「文化振興財団における事業評価制度の運用及び経営改革推進行動計画の取り組みについて」
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市の総合計画に沿って、財団自体が主体的に目標の達成に向けた努力を積極的に行っていらっしゃるとのこと。その最たるものが「総益法人静岡市文化振興財団 経営改革行動計画」で、5年間で行う経営改革案が具体的に示されていました。また事業収入の増額を目指して様々なプロモーションを行っているとのこと。
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行政丸抱え的な姿勢が見られる山口市の文化振興財団も同じ公益社団法人でありますが、もう少し独立性と積極性を持つべきであるという風に感じました。
17日 神奈川県鎌倉市「歴史まちづくりの取り組みについて」
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総合計画(計画期間30年)に「古都としての風格を保ちながら生きる喜びと新しい魅力を創造するまち」を掲げ、その基本計画(計画期間10年)に「歴史的遺産と強制するまちづくり」を謳い、まちづくりを進めていらっしゃいました。
その具体的目標として「世界遺産」や「日本遺産」、「歴史的風致維持向上計画」等を上手く使っている。山口市もこうした手法を取り入れ、まちづくりを進めるべきとの気づきがありました。
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非常に駆け足ではありましたが、先進他市の事例に触れ、新たな知見に恵まれた良い旅であったという風に感じております。こうして現地に出向くことで得られた事実や感触、知恵・知識をまた地元山口市に還元すべく市政への提言を行ってゆく所存でございます。